後追い

あとおい

赤ちゃんが、保護者や特定の保育士などの姿が見えなくなると不安に思い、追いかけたり泣きだしたりすることを後追いと言います。後追いは、早いと生後5か月頃から始まり、生後10か月〜1歳半頃にピークに達することがほとんどです。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

後追いは、赤ちゃんの視力が発達してきて周囲の顔を認識し、安心できる人や物を判断できるようになった証拠と言えます。保育の場では、赤ちゃんの要求通りに特定の保育士が対応するのではなく、時折、担当の保育士を変更するなどして、なるべく多くの人が関わることも大切です。

上手に歩けるようになると、徐々に興味を引くものが増えていくため、自然に後追いは減っていきます。音に興味が出てくる後追いの時期は、音の出るおもちゃなどで赤ちゃんの気を引くのも1つの対処法です。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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