エリクソン

えりくそん

エリクソンは、アメリカの心理学者です。心理社会的発達理論の中で、人の一生には8つの心理的発達段階が存在することを提唱しました。それぞれの段階に越えるべき課題があり、課題解決によって得られる力を明確にしました。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

エリクソンの考える発達段階のうち、保育園に関わるのが「乳児期」「幼児期前期」「幼児期後期」です。乳児期は、おむつ替えや授乳、抱っこなどのスキンシップを通して基本的な信頼感を育てます。信頼感を得られないと不信感が生まれ、後の人生に悪影響を及ぼす可能性が高いため乳児期のスキンシップは非常に重要です。

幼児期前期は自分でできることが増え、挑戦と失敗を繰り返しながら自律性を身につけます。幼児期後期では、ルールを守れたり、周りを見ながら行動したりするなど自発的な行動ができるようになります。幼児期は干渉しすぎず、他の子どもと比較しすぎないことが大切です。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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