1歳6ヶ月児童健康診査

1さい6かげつじどうけんこうしんさ

1歳6ヶ月児童健康診査は、1歳半を過ぎ2歳までの乳幼児を対象に、発育・発達の状態を診断するものです。健診は「母子保健法」によって、市区町村の実施が義務付けられた法定健診です。 目的は、医師や保健師が子どもの健康状態や発達を診ること、歯磨きや栄養状態の指導、子育てに関する相談の受け付けなど多岐にわたります。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

子どもは1歳半頃になると、指差し表現や簡単な単語を用いた会話など、コミュニケーションが取れるようになります。また、自我の芽生えによって自分でやりたがる機会が増えたり、生活動作を嫌がったりする場合があります。健診は、子どもの運動機能とともに心の発達や生活面を診る重要な機会です。

なお、1歳6ヶ月児童健康診査によって、発達の遅れや、視覚・聴覚の異常が見つかる場合があります。保育士は、子どもの成長面や普段の様子で気がかりなことを保護者と情報共有しておくと、健診について相談を受けた際に役立ちます。

用語監修者

新見正則
新見正則医院 院長

1985年慶應義塾大学医学部卒業。
98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。
20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は新見正則医院、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。最新刊は「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」

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