場面緘黙

ばめんかんもく

場面緘黙(かんもく)とは、家の中や家族との間では会話ができるものの、保育園や幼稚園といった特定の場所では話せないなどの症状を指します。原因は明確になっていませんが、子ども自身の「不安になりやすい」気質だけではなく、心理的要因や社会的要因など複数の要素が影響していると考えられています。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

場面緘黙は、入園や転園といった環境変化による不安の高まりが引き金となり発症するケースが珍しくありません。2歳〜5歳頃の幼少期に発症することが多いと言われており、保育士として正しく理解することが求められます。

また、場面緘黙の症状は不安症状や不登校などの二次的な問題につながりやすいため、早い段階での対応が重要です。保護者と保育士が協力しながら、子どもが安心して過ごせる環境を整えることが大切です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行