ひゃくにちぜき

百日咳とは、百日咳菌によって引き起こされる呼吸器疾患です。顔が真っ赤になるほど激しい咳を伴い、1歳以下の乳児だと呼吸困難を引き起こし、入院での人工呼吸器などの呼吸補助が必要になる場合もあります。そのほか、脳炎、痙攣など呼吸器以外の症状が合併することもあります。百日咳の予防としてはワクチン接種があり、80%〜85%程度罹患リスクを軽減できるため効果的です。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

百日咳は感染力が強いため、子どもが感染したときは注意が必要です。百日咳を発症した場合、特有の咳が完全に治るまで保育園の出席停止を求めることとなります。百日咳のワクチンを接種していない0歳児がいた場合には、罹患したときに重症化する可能性もあるので、月齢の小さい子どもを保育する際には予防接種歴を確認するようにしましょう。また、一般的な感染症全般の予防策として、手洗い・うがいの徹底やマスクの着用などに配慮しましょう。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行