喧嘩

けんか

喧嘩は、保育園や幼稚園において、子ども達の間では日常的に起こるトラブルです。喧嘩の原因はさまざまあり、当事者の子どもそれぞれに言い分があります。見ていないところで起こってしまった喧嘩については、まずは現状把握に努めましょう。子どもから事情を聴く際は、平等に受け止めることが大切です。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

0歳児から2歳児で起こりやすい喧嘩は、物の取り合いや順番を守れないことによります。言葉でのやりとりができないので、手が出やすい子どももいます。離れた場所で遊ばせるなどの対応をとるほか、手が出やすい子どもについては保育士間で共通理解をしておくとスムーズに対処できます。

3歳児以降は、集団遊びの中でのルール違反が原因となる喧嘩が多くなります。仲裁する際は共通のルールで指導するため、保育士間でもルールの設定は徹底しましょう。4・5歳児は意見の対立での喧嘩が多くなります。ケガの可能性がある、暴言が出る、複数人対1人になっている状況以外は、子どもに任せて少し様子を見てもよいでしょう。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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