げんしほこうよううんどう

原始歩行様運動とは、赤ちゃんの両わきの下を支えて起立させ、体を前傾させると足を交互に踏み出し、歩いているような動きをすることを指します。赤ちゃんが生まれながらに持っている反射動作で、自立歩行反射(自動歩行)と言われます。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

二足歩行するためのベースとなる自立歩行反射(自動歩行)は、基本的にすべての赤ちゃんに見られる反応です。赤ちゃんの成長に問題がなく健康に育っているかどうかを判断する目安の1つと言われていますが、その一方であえて確認する必要はないとも言われています。この反射を誘発することは、かえって子どもの体への負担になるという意見もあるのが実情です。

一般的に、原始歩行様運動は生後1〜2か月頃までに見られる動きです。生後2か月を過ぎると徐々に消えていき、生後4か月頃から自分の意思で歩く動作を覚えていくようになります。

用語監修者

黒木春郎
パウルーム院長

1984年 千葉大学医学部卒業 千葉大学医学部文部教官などを経て
2005年 外房こどもクリニック開設 院長(千葉県いすみ市)
2008年 医療法人嗣業の会 理事長
2023年4月より こどもとおとなのクリニック パウルーム 院長

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