協同遊び(共同遊び)

きょうどうあそび(きょうどうあそび)

協同遊びとは、幼児が共通の目的に向けて一緒に協力し、調整や役割分担などをしながら遊んでいる状態のことです。4~5歳頃の子ども達に多く見られ、子どもが遊びに参加する発達段階の最後の段階です。一緒にままごとをしたり、ルールを意識したゲームをしたりします。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

協同遊びは、すぐにできるようになるものではなく、社会的スキルや認知機能などの発達が伴うことで見られる遊びです。協同遊びの特徴は、ルールを取り入れてコミュニケーションを介して遊びを展開し、目的のために役割分担することです。個人のやりたいことを意見し、主張がぶつかり合う場にもなるため、感情をコントロールする力やコミュニケーション能力などを育みます。集団を導くリーダーシップ獲得などの経験を通して、社会的地位を学ぶ機会にもなるでしょう。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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