水ぼうそう

みずぼうそう

水ぼうそうとは、水痘帯状発疹ウイルスによって感染する皮膚疾患です。発症時はかゆみを伴う赤い発疹が出現し、水ぶくれを経てかさぶたとなります。水疱瘡の皮膚の特徴は「新旧混在する湿疹」で、同じ時期に、新しくできた赤く盛り上がる湿疹(水泡)とひっかき水泡のつぶれた湿疹が見られることです。感染者は子どもが多く、予防策としてワクチンを接種する傾向が多くなっています。空気感染で広く感染拡大し、大人が感染すると重症化しやすいと言われています。一度ウイルスに感染すると症状は治っても体にウイルスが潜伏しており、成人・高齢者になってから帯状疱疹として発症する危険性があります。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

空気中のウイルスから感染が拡大する水ぼうそうは、同じ部屋にいるだけで他人にうつると言われるほど、強い感染力が特徴です。集団生活の保育所でも流行しやすく、水ぼうそうに感染した場合は発疹がすべてかさぶたになるまで出席停止と決められています。水ぼうそうの潜伏期間は約2週間で、発症してからかさぶたになるまでの目安は約1週間です。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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