ルソー | 保育士を応援する情報サイト保育と暮らしをすこやかに【ほいくらし】

ジャン＝ジャック・ルソーは、フランスで活躍した啓蒙思想家で、フランス革命や民主主義に影響を与えた人物として知られています。さらに幼児教育についての本も出版しており、1762年に出版された「エミール」は現代でも完成度の高い名著として読まれています。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく！

ルソーが生まれ育った時代では、「子どもは小さな大人」と考えられていました。大人と比べて弱く、物分かりが悪い子どもの時代は早く終わるのがよいとされていた風潮の中で、ルソーは「子どもは子どもである」と唱え、それまでの社会通念を否定しました。また、ルソーは大人は子どもにあれこれ教えるのではなく、子どもが自発的に行動できるよう援助する「消極的教育」を提唱しています。

ルソーの教育観は、現代における保育現場での基本的考え方と共通するところがあります。

保育園で今すぐ実践したい幼児教育「子どもの可能性を広げる幼児教育」――今泉真樹先生インタビュー

用語監修者

小島宏毅

学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園　理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる～孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」（幻冬舎）、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車～モ５１０のはなし」（ともに幻冬舎）などがある。