自我(自我意識)の芽生え

じが(じがいしき)のめばえ

自我(自我意識)の芽生えとは子どもの自己主張の始まりです。周囲との関わりが「自分」と「他人」の区別ができるようになるきっかけでもあります。子どもの自立のために必要な発達過程です。そのため、子どもが「自分でやりたい」と思う気持ちに寄り添うことが大切です。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

2〜3歳児の、何を言っても「イヤ」と自己主張し始める時期を一般的に「イヤイヤ期」と言います。保育士であっても、子どものイヤイヤ期にうまく対応することができず困った経験のある人も多いでしょう。

イヤイヤ期はすべての子どもに表れるものではなく個人差があり、表れ方もさまざまです。子どもの気持ちを尊重しながら、寄り添うように対応してあげるとよいでしょう。イヤイヤ期は子どもに自我が芽生え、すくすくと成長するための大切な時期です。子どもの気持ちに寄り添うのに忍耐力を要する場面はあるものの、長く続くものではないため温かい気持ちで受け止めることが大切です。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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