児童票

じどうひょう

児童票とは、保育園に在籍する園児や保護者の基本情報を簡潔にまとめた書類のことを言います。「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」において保育園に備えることが求められている、保育をする上で大切な書類の1つです。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

児童票の様式や記入内容は、保育所によって異なります。厚生労働省の資料によると、児童票に最低限記載することが望ましいとされる項目は以下の通りです。

【最低限記載することが望ましい項目案】

在籍情報 保育所名、入所・退所日など

子どもの情報 在籍児の氏名、性別、生年月日、入園前保育歴など
地理的情報 在籍児の現住所など

家庭の情報 在籍児の保護者名、緊急時の連絡先(氏名、勤務先、学校名含む)、家族構成など

入所時の状況

入所時の状況など(食事、排泄、睡眠、好きな遊びなど)

健康に関する記録 既往症、アレルギーの有無・原因、予防接種歴など
育ちの記録 年度の重点、個人の重点、保育の展開と子どもの育ち、特
に配慮すべき事項(子どもの健康状況等)など

その他特記事項 その他特記事項等があれば記載

児童票は、主に子どもの発育状況の評価や、次の担任への引き継ぎの役割があります。記載する頻度や回数は規定されていませんが、1か月〜数か月に1回など、成長に合わせた保育経過記録として定期的な記入が望ましいとされています。記入欄はポイントを押さえて記入することを心がけましょう。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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