インクルージョン

いんくるーじょん

インクルージョンとは「包括的な」という意味の言葉で、保育においてはすべての子どもに対して差別することなく、それぞれに必要なケアを行うことを指します。特に保育現場では、障害のある子どもや特別なケアが必要な子どもに適切な支援を行ったり、年齢や発達段階にとらわれない保育を行います。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

インクルージョン保育に取り組む保育所などの中には、年齢や発達段階の異なる子ども達を1つのグループにして、同じ課題に取り組ませる保育を行っているところもあります。また、能力にかかわらず子どもが自発的に行動できる環境作りを進める方法もあります。

注意点としては、インクルージョン保育が障害の有無だけに特化したものではないということです。障害の有無によって支援やケアの方法が異なりますが、障害だけではなく、性別や年齢、人種によっても差別されないインクルージョンの考え方を根底にした保育が必要になります。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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