いーえすでぃー

ESDは「持続可能な開発のための教育」を意味する「Education for Sustainable Development」を略した言葉です。ESDは、社会の変化に適応できる人材を育てる取り組みであり、特に未来を担う子どもへの教育が重要視されています。

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

ESDの目的は、さまざまな社会問題を主体的に捉え、解決に向けて動く力を育むことです。文部科学省では、ESDで目指すことを下記の「6つの視点」と「7つの能力・態度」に分けて公表しています。

6つの視点 7つの能力・態度
1. 多様性(いろいろある)
2. 相互性(関わりあっている)
3. 有限性(限りがある)
4. 公平性(一人一人大切に)
5. 連携性(力合わせて)
6. 責任制(責任を持って)
1. 批判的に考える力
2. 未来像を予測して計画を立てる力
3. 多面的・総合的に考える力
4. コミュニケーションを行う力
5. 他者と協力する力
6. つながりを尊重する態度
7. 進んで参加する態度

子どもが社会や環境とのつながりを感じ、社会問題を身近に捉えられる保育・教育が、保育者に求められています。保育者は、ESDの「6つの視点」と「7つの能力・態度」も参考にしながら、子どもとともに学びを深めていきましょう。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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