癇癪(かんしゃく)

かんしゃく

癇癪(かんしゃく)とは、泣き叫んだり、手や足をバタバタさせたり、他人を叩いたり蹴ったりするなど、激しい感情の爆発が見られるような行動です。一般的に、子どもは1歳前後から癇癪を起こすようになり、5歳を過ぎると少しずつ減っていきます。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

子どもが癇癪を起こす理由として、欲求不満、空腹や眠気、疲労などが挙げられます。特に2歳〜4歳のイヤイヤ期には、癇癪を起こすことがよく見られるでしょう。気をそらしたり、その状況から退避させ落ち着ける安全な環境を用意したりすれば、多くの場合は数分で落ち着きます。

なお、癇癪があまりに多く見られると発達障害を疑う保護者もいます。しかし、癇癪は成長過程の1つなので、必ずしも発達障害と関連性があるわけではありません。

用語監修者

溝口徹
みぞぐちクリニック院長

神奈川県生まれ、1990年 福島県立医科大学卒業。
横浜市立大学医学部付属病院、国立循環器病センター勤務を経て、2003年に日本初となる栄養療法専門クリニック新宿溝口クリニック(現:みぞぐちクリニック)を開設。
栄養療法は精神疾患の治療方法として海外から広まった経緯もあり、精神疾患の症例を多く経験している。
現在は、発達障害、不妊治療、難病など治療が困難な疾患も広く治療している。

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