カンガルーケア

かんがるーけあ

カンガルーケアとは、生まれてすぐの赤ちゃんをお母さんに抱っこさせるケアのことです。産後すぐに裸でお母さんと触れ合うことで、赤ちゃんの不安が和らぎ、状態が安定すると考えられています。母親の赤ちゃんへの愛着が増し、母乳の分泌も促されるなど、母子双方にメリットがあるケアです。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

カンガルーケアはもともとはNICU(新生児集中治療室)に入院していて状態が落ち着いてきた赤ちゃんに対して行われてきたケアでした。

現在では、正常な時期に生まれた赤ちゃんに対しても広く行われています。正期産児に対するカンガルーケアは母子関係によいとして推奨されていますが、必須ではありません。産後すぐの赤ちゃんは非常にデリケートなため、医師の判断によっては行えないこともあります。保育士として、メリットだけでなくリスクもあることを正しく理解しましょう。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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