家庭教育

かていきょういく

家庭教育とは、保護者が子どもに対し、家庭内で行う教育のことです。文部科学省では、家庭教育について「家庭は安らぎのある楽しい居場所であり、家庭教育はすべての教育の出発点」としています。 子どもは家庭で家族と触れ合うことで、基本的なマナーや生活習慣、豊かな情操や人に対する思いやりといった幅広い感情を育みます。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

子どもの教育において、家庭教育は非常に重要です。しかし、家庭内だけで子どもが育つわけではありません。子どもは保育園や学校、地域の人と関わり、見守られながら成長します。

核家族化や少子化などによって人とのつながりが希薄になった昨今、子育ての悩みを気軽に相談できる相手がいないなど、子育てを支える環境は変化しています。また、仕事と子育ての両立が難しいなどの背景から、時間的・精神的にゆとりが持てない状況や児童虐待といった家庭内の問題も深刻になっているのが現状です。

家庭における問題は、個々の家庭だけの問題とせず、家庭教育や子育ての大切さを社会全体で考え、支援していくことが大切です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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