下痢

げり

下痢とは、通常の便より水分が多く液体に近い状態のことです。腸の吸収機能が低下することで水分の吸収も低下し、下痢を引き起こします。多くはノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス感染が原因となりますが、食あたりやストレス、お腹の冷えなどでも下痢の原因となることがあります。下痢が続くと脱水症状を起こすこともあるため、こまめな水分補給を心がけましょう。感染性腸炎では下痢がおさまっても、長いと2~3週間、腸の吸収機能が低下している可能性もあるので、乳製品や油分の多い食事を避け、消化のよいものを食べましょう。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

子どもが下痢をしたときは、ノロウイルスなどによる急性胃腸炎を念頭において対応することが大切です。便を介して他人に感染が拡大するため、子ども・保育士ともに手洗い・うがいを徹底しましょう。また、保育士が子どもの便を処理するときはゴム手袋を使用し、処理後は十分に手を洗って消毒します。下痢がおさまってもしばらくは便にウイルスが残っている場合もあるため、下痢症状からの回復後2~3日は便の状態に注意するようにしましょう。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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