クーイング

くーいんぐ

赤ちゃんは、生後2〜3か月ごろになると徐々に「あー」「うー」といった意味のない音を発するようになります。これを、クーイングと言います。クーイングは、赤ちゃんの喉や口が順調に発達している証です。赤ちゃんは、特に意識することなく舌を使わずに発声しています。クーイングは、言葉を使ったコミュニケーションの第一歩となります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

言葉の発達には、個人差があります。生後1か月でクーイングを始める赤ちゃんもいれば、数か月経ってもほとんどしない赤ちゃんもいます。わが子がクーイングしないと、成長が遅いのかもしれないと心配になる保護者もいるでしょう。しかし、クーイングが始まらないだけでは、成長が遅いかどうかは判断できません。

母親や父親が赤ちゃんに優しく話しかけ、コミュニケーションを取るうちにクーイングを始めることもあります。心配する保護者がいたら、気長に見守るよう伝えましょう。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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