3歳児健診調査

さんさいじけんみちょうさ

3歳児健康診査は、「母子保健法」に基づいて満3歳を過ぎ満4歳を超えない幼児を対象に、自治体が実施する法定健診です。 健診内容は自治体によって異なりますが、身体測定や視力・聴力検査、歯科健診、言葉の発達、生活習慣などさまざまな面を確認します。3歳児健康診査は、子どもの発達に関する気がかりなことなどを相談でき、疾病や障害の早期発見につなげることのできる重要な健診です。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

3歳児は、運動機能や言語能力が急速に発達し、社会性が育まれる時期です。3歳児健康診査では、身体的・知的発達の程度を診る他、医師や保健師などの問診で対人関係や保育環境の確認が行われます。

発達の遅れや異常が見られる場合、重い症状でなくても再健診や療育機関の紹介が行われる場合があります。3歳児健康診査は、子どもの困りごとを早期に発見できるよい機会です。保育士は、子どもの普段の様子などを保護者と共有し、必要に応じてサポートしましょう。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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