社会的養護

しゃかいてきようご

社会的養護とは、身寄りのない子どもや、親と生活をするのが望ましくない子どもを行政の責任で保護し養育することです。養育が困難な家庭を支援することも含まれます。失業や離婚などを理由に経済的に困窮するほか、病気により身体的、精神的な能力が落ち込み、育児ができないといった状況はいつでも起こり得ます。社会的な立場から、子どもたちの養育環境を保護することが、社会的養護の目的です。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

社会環境が大きく変化し、子どもの保育環境も多様化する中、社会的擁護が必要な家庭が増加しているのが現実です。保育の能力を生かしてもっと社会に貢献したいと感じる人は、施設保育士として児童養護施設で働くという選択肢があります。責任の重さを実感することの多い職業ですが、心身への働きかけを続けて子どもたちの将来を支える、やりがいを実感できる仕事です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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