情緒の安定

じょうちょのあんてい

情緒の安定とは、感情の起伏が少なく、心が安定している状態のことです。保育所保育指針における情緒の安定は、生命の維持と並び、保育に欠かせない「養護」の1つとされています。 子どもが落ち着いて過ごせるよう、感情を受け止めたり抱きしめたりして、子どもが抱える不安を取り除きます。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

保育所保育指針には、情緒の安定について、ねらいとその具体的な内容が記されています。子どもには、安定した状態で安心して自分を表現できるなど、自らの存在を肯定するような環境づくりが必要です。そのために、一人ひとりの生活環境や発達状態を理解し、個性に応じて活動内容を調節するといった対応が、情緒の安定のために欠かせないと説かれています。情操教育の基盤となる情緒の安定のねらいと内容を理解し、保育計画に役立てましょう。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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