ヤングケアラー

やんぐけあらー

ヤングケアラーとは、本来であれば大人が行う家事や家族の世話などを担っている子どものことです。病気や障がいのある家族に代わり、家事や病気の世話を日常的に行うことにより、学習面や友人関係に影響が出ている場合があります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

ヤングケアラーは、食事の準備や洗濯、掃除などの家事や、きょうだいの世話を日常的に担っています。ヤングケアラーは家庭内の繊細な問題であることから表面化しにくいため、周囲の人々がヤングケアラーに気付き、手を差し伸べる必要があります。

保育園では、子どもの送り迎えをきょうだいが行っている場合が多いかどうかなどを把握することが大切です。また、その疑いのある家庭に対しては、保護者に子どもがヤングケアラーになっていることを認識させたり、子ども本人にヤングケアラーである自覚を促す必要があります。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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