ようれんきんかんせんしょう
溶連菌感染症とは、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)が呼吸器や皮膚に感染することで起こる感染症のことです。冬・春から夏にかけての年2回流行のピークがあると言われていますが、現在は1年を通して流行します。 2〜5日間の潜伏期間を経て発症すると、38℃以上の発熱・喉の痛み・リンパ節の腫れ・倦怠感などの症状が見られ、くしゃみ・鼻水・咳が出にくいことが特徴です。3〜14歳の学童期に多く発症し、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎や伝染性膿痂疹(とびひ)といった合併症を引き起こすことがあります。 また、溶連菌感染症はリウマチ熱・急性糸球体腎炎・結節性紅斑・敗血症といったさまざまな合併症を引き起こすこともあるため、特に注意が必要です。
■関連用語
■出典
保育士さん向けにもう少し詳しく!
溶連菌感染症は飛沫感染や接触感染でうつるため、保育園で感染が拡大するおそれがあります。そのため、溶連菌感染症は学校保健法で第3種の感染症に指定されており、感染した場合は出席停止となるので、登園しないように保護者へ伝えましょう。
溶連菌感染症は無治療の場合、腎炎を合併することがあるため、治療にはペニシリンなどの抗菌薬を使用し、抗菌薬の効果があれば24時間以内に症状が改善します。抗菌薬を服用後1日以上が経ち、溶連菌による症状が改善していると医師に判断されてから、登園が可能となります。ただし、処方されている抗菌薬は医師の指示通りに内服するように注意しましょう。
用語監修者

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。
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