倉橋惣三

くらはしそうぞう

倉橋惣三は、大正・昭和に活動していた児童心理学者です。倉橋惣三は幼児教育の祖として知られるドイツの教育学者フレーベルの思想に影響を受け、当時の日本の堅苦しい保育や幼児教育を改革しました。幼児教育の実績から、「日本のフレーベル」としても有名です。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

倉橋惣三はフレーベルの教育思想を重視しつつも、自分で「誘導保育」という保育方針を掲げ、普及に力を注ぎました。誘導保育とは、子どもが自分の内に育つ力を大切にし、自由かつ自発的に遊ぶことで自己充実を目指すというものです。周囲の大人は、子どもの自己充実のための刺激を与える環境づくりが求められます。

倉橋惣三の著書『育ての心』には、教育者として子どもと向き合い、苦労を重ねたことによる名言が記載されています。『育ての心』は、現代の保育士が子どもを保育する際のヒントが詰まった内容として注目されています。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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