愛着障害

あいちゃくしょうがい

愛着障害とは、乳幼児期に保護者や保育者との間で何らかの理由により愛着が形成されず、子どもが情緒や対人関係などにおいて問題を抱えている状態を指します。愛着形成が十分でない場合、人に過度な警戒を示したり、適切な距離感がつかめず誰にでもなれなれしく接するといった特徴が見られることがあります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

乳幼児期の愛着形成は、子どもが心身ともに健康に成長するための土台として欠かせません。愛着形成がうまくいかないと子どもの自尊心や自立心、社会性などが育ちにくく、愛着障害につながります。

愛着形成は3歳頃までに完成すると言われているため、子どもと1日の多くの時間を過ごす保育士として、安心感ある親密なコミュニケーションを心掛けることが大切です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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