エピソード記録

えぴそーどきろく

エピソード記録とは、保育士が日常の保育中に感じたことや考えたことを文字にして記録しておくものです。保育日誌と混同されやすいものの、保育日誌は時系列でその日に起こった出来事を中心に記録するのに対し、エピソード記録は印象に残ったワンシーンを切り取った記録です。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

エピソード記録の特徴は、書き手側が自身の心の動きに注目することです。エピソード記録では、印象に残った子ども達の行動や姿を記録し、自身が感じたことや考えたことを詳しく書きます。エピソード記録を通して、保育士は子ども一人ひとりをよく見るようになります。エピソード記録から今後の保育への課題や子どもへの関わり方が見えてくるので、保育の質の向上にもつながるでしょう。また、個人記録の参考になるので、年度末などの書類作成の手助けにもなります。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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