一斉保育

いっせいほいく

一斉保育とは、保育士が作成した指導計画の明確な目標に沿って、子ども達が一斉に同じ活動に取り組む保育です。指導計画は園全体やクラス・グループ単位で作成されており、子ども達が1つのゴールに向かって一緒に活動することで、協調性やルールを身につけるという狙いがあります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

一斉保育の内容は制作や英会話、リトミックなど園によってさまざまです。保育士が子ども達に必要だと感じた課題を達成する指導計画を立てることで目標が明確になり、保育士も指導がしやすいというメリットがあります。

一方で、活動内容が保育士によって決められるため、子どもの自主性や自発性が発揮しづらい点が一斉保育のデメリットです。保育士は活動内容をこなすことに注力するのではなく、子どもの意思を尊重する声掛けや子どもの成長に合わせたサポートが求められます。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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