教育課程

きょういくかてい

幼稚園の教育課程では、幼稚園教育要領を基準にし、幼稚園に入園してから卒園するまでの間に身に付ける知識や技能について、経験から学ぶための道筋を示しています。保育園では保育課程と呼ばれ、保育所保育指針を基に保育園の方針に沿って、子どもの発達や成長に必要な保育のねらいや保育環境の構成について示したものを指します。いずれも、教育目標に沿った全体的な計画を立てるという点ではそれほど違いはありません。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

幼稚園や保育園の教育・保育課程は、小中学校の教育課程とは質が異なるものなので混同しないように注意が必要です。保育園でいう保育課程と幼稚園の教育課程とは、園全体で取り組む総合的な計画と考えておくとよいでしょう。子どもが園生活の中で得られる力や、どのように発達や成長を促すかを長期的視点で作成するのがポイントです。教育課程や保育課程を編成する場合は、子どもの年齢に応じた発達過程について理解しておく必要があります。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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