モロー反射

もろーはんしゃ

モロー反射とは、外部から音や光、身体の急な傾きなどの大きな刺激を受けたときに見られる反応のことです。万歳をするように両手を広げた後でしがみつく動作をすることから、別名「抱きつき反射」とも言われています。原始反射の1つで、生後0か月から4か月までの間に見られます。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

モロー反射は外部からの刺激を受けたときに見られる反応のため、新生児が過ごす環境によって発生する頻度は異なります。モロー反射が頻繁に出現する場合は、なるべく大きな音を立てず極端な温度の変化を感じさせないなどの対策が必要です。

モロー反射の動作とよく似た疾患に、点頭てんかんと脳性麻痺があります。それらの発作動作とモロー反射を見分けることはとても難しいため、様子が気になる場合は保護者に伝え、医療機関で受診してもらうことが大切です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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