モンスターペアレント

もんすたーぺあれんと

モンスターペアレントとは、学校に対して度を超えた自己中心的かつ理不尽な要求を繰り返し、業務を妨害する保護者を指す言葉です。度を超えた要求とは、子どもが体調不良のため行事を別日に変更してほしい、クラス替えは○○さんと一緒にしてほしいなど、多岐にわたります。 モンスターペアレントは、モンスター(怪物:monster)とペアレント(親:parent)を組み合わせた造語です。英語では、なにか起こるとすぐ飛んでくることから「ヘリコプターペアレント(Helicopter parent)」と言います。

保育士さん向けにもう少し詳しく!

モンスターペアレントは、「教員」を攻撃対象とするのが一般的です。学校と比べて保育士は送り迎えなどで保護者と直接関わる機会が多いため、モンスターペアレントの被害に遭いやすいと言われています。保護者の話に耳を傾けることは必要ですが、通常の保育の範囲を超えた自己中心的な要求に対しては、周囲に相談した上での適切な対処が求められます。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

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