熱性痙攣

ねっせいけいれん

熱性痙攣とは、5歳頃までの子どもが38度以上の発熱とともに引き起こす痙攣発作のことです。国内では5%以上の乳幼児が熱性痙攣を発症すると言われています。

熱性痙攣は熱が上がる際に多く発症し 、突然意識がなくなり手足をがくがく震わせることもあれば、ボーっとして意識がなくなるだけの場合もあります。 熱性痙攣は単純型と複雑型に分類されます。

次の3つの項目のうち、1つでも当てはまると複雑型熱性痙攣に分類されます。

・15分以上持続する発作
・24時間以内に複数回の発作
・部分発作(体の片側だけが震えるなど)の要素がある

熱性痙攣のうち1~2割は複雑型と言われ、治療や入院が必要なケースもあります。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

子どもが熱性痙攣を引き起こすと、意識がなくなる、顔色が悪くなるなどの症状が現れます。保育所での活動中に子どもが熱性痙攣を発症した場合、突然のことに驚く保育士も少なくありませんが、できるだけ落ち着いて、痙攣の持続時間や子どもの様子をしっかり確認しましょう。痙攣が5分以上続く場合は、救急車を呼んで指示を仰ぐことが重要になります。

用語監修者

看護師マッキー
看護師

看護師として10年の小児科勤務があり、現在は講師として保育士等キャリアアップ研修、子育て支援員研修を全国で行う。
6年の泌尿器科勤務を元にメンズヘルスの情報をYouTubeで発信し、登録者数は10万人超え。
著書に『メンズヘルスナースがこっそり教える教養としての射精』(ライフサイエンス出版)がある。

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