潜在保育士

せんざいほいくし

潜在保育士とは、保育士の資格を取得しているものの、保育園や幼稚園などの保育に関する施設で保育士として就業していない人のことです。保育士としての勤務経験の有無にかかわらず、保育士資格を保有していれば潜在保育士に該当します。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

現在、潜在保育士は保育士資格所有者全体の半数近くに及びますが、国としては現場での保育士の確保が追いついておらず、保育士が不足している状態です。潜在保育士が保育の場で就業しない理由として、給与が十分ではない、家庭との両立が難しい、長時間労働で体力に自信がないなどが挙げられます。
厚生労働省では、経験のある潜在保育士に保育の場へ復帰してもらうための取り組みとして、保育士の再就職支援や働く場所の環境改善、保護者対応の研修などを実施しています。

用語監修者

町田奈穂
大阪カウンセリングセンターBellflower代表

同志社大学大学院 心理学研究科修了。
在学時より滋賀医科大学附属病院にて睡眠障害や発達障害に苦しむ人々への支援や研究活動を行う。
修了後はスクールカウンセラーやクリニックの臨床心理士を経験。
2020年、父の病気を機に父が経営する機械工具の卸売商社へ入社。そこで多くの企業のメンタルヘルス問題に直面し、大阪カウンセリングセンターBellflowerを設立。現在は、父の後を継ぎ機械工具の卸売商社の代表を務めるほか、公認心理師・臨床心理士として、 精神・発達障害の人が活躍できるインクルーシブな職場づくりをサポートする
人事コンサルタントとしての活動や支援者支援をテーマとした研究や臨床活動を行っている。

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行