学習障害(LD)

がくしゅうしょうがい(えるでぃー)

学習障害(LD)とは、全般的な知的発達には遅れがないものの、話したり聞いたり、推論したりといった学習面での特定の能力習得が困難な状態を指します。具体的には誤字障害や書字表出障害、算数障害などのほか、時間概念の理解や伝達に困難を抱えるケースもあります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

学習障害は、未就学段階で気づくことは難しく、小学校などでの学習が進んだ段階で初めて発見されることが多いのが特徴です。保育園の保護者が心配していて相談を受けた場合には、一緒に具体的なサポート方法を話し合うことが大切です。保育士として、学習障害について正しく理解し、支えていく姿勢が求められます。

また、学習障害に加えて注意欠如・他動症(ADHD)などの発達障害を抱えているケースもあるため、子ども個人に応じた柔軟な対応を心掛けることも必要です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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