家庭的保育

かていてきほいく

家庭的保育とは、保育者の居宅やマンションなど家庭的な場所で、0〜2歳の乳幼児を対象に小規模な保育を行うサービスです。2015年に施行された「子ども・子育て支援新制度」において、自治体の認可事業として地域型保育給付の対象となっています。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

家庭的保育は小規模保育園よりもさらに少数運営になっており、定員は5人以下、1日8時間保育が原則です。保育場所は基準を満たしていれば、自宅でも保育用に借りたマンションの1室などでもかまいません。ただし、自治体ごとに保育室の規定があるため、リフォームが必要になる場合もあります。

また、家庭的保育を担う者は、市町村長が行う研修を修了した保育士、もしくは保育士と同等以上の知識と経験を有すると市町村長が認めた人と決められています。保育士資格を持っていなくても、家庭的保育事業を開業することは可能です。

一般的な保育園と比較すると、子どもや保護者と密接に関わることになるため、一人ひとりに対するケアがより大切になります。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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